とりあえずと思い起き上がると、想像以上に立派なベットだったことに驚き、そして私の胸から下にはシーツが巻き付いている事に更に驚きを隠せない。


しぃ、シーツ…


ドラマや漫画や映画で見た事のある、有りがちでありながらも非日常シチュエーションに一瞬戸惑いつつ、まさかね〜という感覚でシーツの下を覗くと、



「嘘ぉ!?」



シーツの下は下着のみ。


ごくりと唾を飲み込み、まさかねという感覚で横に視線をやる。



「うん」



誰もいない。


ドラマや漫画や映画で見た時はベタだけれど横に男性が寝てる時が多い。


でも、今はドラマ漫画映画ではなく私の身に起こった現実であり男性が横に寝ているって事はまずない。


それは悲しい事に今まで一度足りともない。