「それにね。白すぎると病的に思われやすいし、実際私は身体が弱いから日に当たる事も避けてて」

「……」

「今は仕事出来るようになって、これでも今まで以上に黒くなったかなって思ってるの」





そうなんだ…


じゃあ、今まで私やことみから色白で羨ましい〜!なんて言われた時は複雑だったのかな。





「変な事言ってごめんなさい」





そう申し訳なさそうに言った鴨島さんは野菜ジュースを一口。





「こっちこそごめんね。鴨島さんの気持ち知らなくて色々いっちゃって」

「気にしないで大丈夫だよ。あ、メールきてる」





話す事に夢中で気付かなかったなぁーと呟きながら鴨島さんは携帯を開いてから、10秒もかからない内に血相を変えた鴨島さんがガタッと立ち上がった。