彰side

ここに来てから柚がおかしい。

何も喋らず、一点を見つめている。


何かあるのか?


そう思って声をかけると、柚は壊れたように泣き叫んだ。

泣き叫んだかと思うと倒れるように意識をなくした。

彰「あぶねっ」

ぎりぎりのところで支えた。

こいつに何があったんだ。

陽「大丈夫?」

彰「とりあえず車行くぞ。」