彰side
柚が理事長室に行ってからほかのみんなは教室に行った。
俺はなぜか教室に行く気になれなくて、中庭に行くことにした。
中庭にはでっかい桜の木がある。
柄じゃないけど、落ち着くんだ。
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やっぱり綺麗だな…
あ、桜の木の下に誰かいる。
……柚だった。
桜の木にもたれかかって寝ている柚は、とても綺麗で、儚くて、消えてしまいそうだった。
柚の隣に座って、柚をみた。
サラサラの茶色の髪の毛に、大きな瞳に、長い睫毛。
綺麗な二重でぷっくりとした唇。
真っ白な肌にほんのりピンクの頬。
華奢な身体で折れてしまいそうだ。
完璧なやつだと思う。
ずっと見ていると、視線を感じたのか柚が起き出した。
彰sideend


