ガラーン カラーン 突然の鐘の音。 その音を聞くと、男の子は寂しそうに笑った。 『オレも行かなくちゃ』 『また、あえる?』 『うん。 きっとあえるよ。 オレがキミをむかえにいく。 いつか、いつかきっと』 そう言って、男の子はあたしの髪をふわりと撫でた。 うん、きっとだよ? あたし、待ってる。 …………まってる…………。