孤高の魚






けれどもアユニ

今の七海は

誰かのために生きるつもりなど

もうないのです










七海は

自分のために



生きたい





できるなら

アユニと一緒に






アユニとコーヒーを飲んで

わたしが作った朝食を食べて


楽しいおしゃべりをして

時々はケンカもして





少しずつ

一緒に

命を削って


生きていきたい