あぁ、お前への。 「ほらっ。」 投げると、美鈴は両手でそれをキャッチして書いてある文字を見て笑った。 それを確認して、ベンチから出て声を張り上げて叫んだ。 「声出していくぞぉぉぉ!!」 死んだような目が、俺に集まる。 「いきなりなんだよ・・・・。」 「もう、ほっといてくれよ・・・。」 すごい、落ち込みっぷりだな。 まぁ、無理もないが。 けど、そんなことでくよくよしてたってなんも始まらねぇ!