「直、本当にごめん。遅いし、今日は寝ていいよ。明日、話聞いてくれる?いっぱい話したいことがあるんだよ」
先生は、私の両肩に手を乗せて、真剣な表情で言った。
そして、シャワーを浴びにお風呂場へ。
先生、キャバクラに行ったこと話してくれるのかな?
それなら、やっぱり今聞くべきだよね・・・・・・
「眠いなんて嘘。ごめんね、先生。話聞くよ」
シャワーを浴び終えた先生の背中にくっついた。
「マジ?嬉しいな」
先生はそう言って、玄関から何かを持ってきた。
「これ、見て」
青いユニフォーム。
「これ、俺が大学時代に着てたユニフォーム。試合用の。マネージャーが持って来てくれたんだよ」
先生は、目を輝かせていた。
とても嬉しそうで、嬉しそうで・・・・・・
私は言葉が出なかった。