『高校の先生なんですか』





『まあね』





『何の教科?』





『何だと思う?』





『英語ですかぁ~!!』





『数学じゃない?』






『あたし、わかった!体育でしょ?イイ体してますもんね』





『正解~!』







先生、こんな話し方するんだ。




授業とは全然違う。




私と一緒にいる時とも違う。




ちょっと軽い感じの話し方。



とても、遠い存在に感じてしまった。








『すごい筋肉~!触らせてもらってもいいですかぁ?』









嫌だ。





絶対に触らないで。




お願い。







先生・・・・・・










『うわ~!すごいですね!腹筋割れてますね』




『ほんとだぁ~!すご~い!!』








涙が溢れた。





先生の腹筋に、誰だかわからない女性が触れた。