「じゃあ、いくよ??」




オレンジジュースを口に含ませて、キスをした。




不思議な感覚。



毎日キスをしているのに、キスよりもドキドキして……




ゆっくりとオレンジジュースが先生の口の中へと移動する。



心臓がものすごい音を立てていた。







「んめぇ」





先生は満足そうな顔をして、目を閉じた。







「誠人が来るまでこうしてていい?」






目を閉じたままの先生。







「うん、いいよ」





甘えん坊な和人。



大好きだよ。




いつも、“先生”として、頑張ってるんだもんね。






今日は、甘えていいよ。






力を抜いていいよ。




頑張らなくていいからね。






そう思いながら先生の顔を見つめているうちに、自然とキスをしてしまっていた。








「好きだよ。和人」





そんな恥ずかしい台詞まで自然と口から出てしまう。






「俺もだよ。直」







目を閉じたままの先生とキスをした。





チュッチュってかわいいキス。