「空、ここがパパとママの大事な場所なんだぞ」




「あれ?寝ちゃってるよぉ~!!」






空は、少し微笑んだような表情で眠ってしまっていた。





抱っこひもの中でスヤスヤ眠る空。




空を間に挟んで、私と先生は抱き合った。








「直、これからもずっと俺のこと愛してくれますか?」






真剣な表情で先生は言った。





「はい。先生も私のこと、愛してくれますか?」







あの時と同じ場所。




同じ立ち位置で。







「一生愛す。直と空を愛し続けるよ。絶対に幸せにする」






目を閉じた。



先生の温かい唇が触れた。






涙が溢れる。