午後の部が始まった。




応援合戦の最後に、先生達が登場する。



生徒達の応援合戦も見ていて興奮する。




懐かしい。


胸がドキドキして・・・・・・

少し、キュンとする。





戻れないから。




戻りたくてももう戻れない。





あんなキラキラした時間はもう戻らない。







「なんだか泣けるね」


とゆかりは目を押さえた。



私も涙が出そうになった。






一生懸命な生徒達。




汗だくて、砂にまみれて、必死で応援する姿。




どの組の応援団長もかっこよくて・・・・・・






「俺もこんなのやりたかったな」



と龍はポツリと呟いた。






「いつか、虎太郎がやってくれるよ」





依子はそう言って、龍の肩に手を回した。





ここの夫婦も、素敵。