小さな子供が楽しそうに遊んでいた。




私は、やっぱり探してしまう。



七緒ちゃんを。







今日来るかどうかはわからないと言っていたし、会えるかどうかもわからないんだけど。





会えたらいいな、と思いながら歩いていると・・・・・・






「七緒ちゃん?!」



会えた。



私の顔を見て、一瞬びっくりした顔をした。



しばらくして、思い出してくれたようで、にっこりと笑ってくれた。






「久しぶりだね。直です」



と声をかけると、恥ずかしそうにかけ出す。






「ママぁ~!!」






私はドキドキしながら、七緒ちゃんの向かう先を見つめた。