1時間後、私は約束の場所へ向かった。
プールの裏。
ここからこっそり、先生の水着姿を覗いたことがあったっけ。
「おう、待ったか?」
パンダのまま来てくれた。
「先生、挨拶感動したぁ!!」
「そうか?今朝いきなり思いついたんだけどな」
先生は、あっさりとパンダの頭を外す。
「あ、それゆっくり見たいの~」
とリクエストする私の頭をコツン!
「変態~!」
と先生は、ゆっくりとパンダの頭を外し直してくれた。
そして、期待通り
「あっち~」
と言って、濡れた髪をタオルでふいた。
先生の頭の上に乗ったタオル。
懐かしい。
プールの授業の時を思い出す。