「ちょっと太ったのかな。パツパツだよ」
隣の部屋から出てきた先生は・・・・・・
「キャーーーーーー!!何、それぇ?反則だよ!」
そこに立っていたのは、オリンピック選手のような先生だった。
鍛えられた筋肉がたくましくて、素敵!!
「マジで、照れるんだけど」
「すごく似合ってる。ちょっと走ってみて」
「それは無理!!」
「じゃあ、スタートの構え、してみて」
「直、調子乗り過ぎだろぉ?」
と言いながらも、先生はスタートの構えをして、私をドキドキさせてくれた。
大学時代のユニフォームを着て、思い出のやきそばパンとプリンを食べた。
私は、今日の豪太とのランチの報告をした。
話すつもりはなかったけど、どうしても話したかった。
先生が全部話してくれたのに、私が話さないのは、嫌だった。

