「お前が結婚してるって知った時はショックだったなぁ。もっと悪い旦那さんだったら奪ってやるけど、かなわないからあきらめた」






「そうだったの?なんか、ごめんなさい」





「謝るなよ。フラれた気分になるだろ?」





「あ、そうだよね。ごめん」






「だから~!謝るなって」





私と豪太は笑い合った。








「ほらな、危険だろ?こっちの方が。だから、旦那さんの今回のことはきれいサッパリ許してやれよ」







ドキドキしていた。





豪太が私を好きだったなんて。




私の気持ちもバレていたなんて。