まぁこんなあたしだけど、退学という言葉を校長から聞いた時、少しは驚いた。



でも働き手もあったし、なんせ学校に行く意味があたしにはなかったから本音を言うと、どーでもよかった。



けれど、校長がさすがにこの時期に退学は可哀想だということで、学校紹介してもらった。


なかなかあの校長さんはいい人なのかもしれない



「あそこ、なんて学校だっけ、」


6畳一間しかないこの部屋の机の上


バラバラに散らかしてあるパンフレットを手に取った