「そうだけど、……なにか用?」


月明かりが差し込んで、黒猫の姿は露わになる


「……へぇ、女ってのは本当なんだな」


そうニヤリと笑った男の後ろで


「なぁ、はやくヤっちまおうぜ」


「ギャハハッ!!女と決まればこっちは余裕でやれるもんなぁ??」



汚い声で騒ぐ男達


その汚いヤツ等をギロリと睨み付け、黒猫は被っていたフードをゆっくりとおろした