走ってたどり着いたのはあのいつもの公園。
「すーちゃん、俺大っきくなったら絶対
ここに戻ってくるよ?ぜーったい」
手をぎゅっと握って私を見つめながら言うれーくん。
「ホント?すー、れーくんの事ずっと覚えてるね?」
まだ泣きやめない私は少し小さな声でこたえた。
「それで、それでね?ここ戻ってきたら
俺、お前と結婚する!」
「ぅん。すーも、れーくんのお嫁さんになる!」
そー言ってほっぺにちゅーしてる私。
最後に見たのはれーくんのとびきりの笑顔だった。
………
〜♪〜♪
「んー?夢か」
コンポからはさっき聞いてたアーティストの声が
流れ続けていた。
私は軽く伸びをしながら
夢を思い返してみる。
んー今思えばれーくんが引っ越したのは
隣町だったからそんな遠くないんだけどな。
ちっちゃい私にとっては遠く
感じたんだろーな。
と、ぼーっとしてると
〜♪〜♪
携帯が鳴りだした。
ディスプレイには☆鳴海 櫂☆の文字。
「んー?何?櫂」
「ぉう。すー今何してん?」
櫂は幼稚園からの幼馴染でれーくんの
幼馴染でもある。
家も近くてよく行ったり来たりする仲。
「なんでー?」
「いやー暇だったらさ遊びいこーぜ?」
「んー行く!ぢゃ少ししたら櫂んち行くねー」
そう告げて電話を切った私。
課題も終わったし、まだ午後んなったばっかだし。
るんるん気分で用意を始めた私だった。

