「親父も帰ってきたし、風呂行くか」



 奏太さんが言った。



 まさか、一人じゃ入れないとか…?



「そうね」




 湊さんの奥さん…竜王亜衣さんが同意する。




「ほら、行くぞ花蓮」




 手首を掴まれた。え、一緒に入るの!?



 なんて思ってたら、亜衣さんが、



「奏太!花蓮ちゃんが困ってるじゃない!!」