「行くぞ」 「ひゃうん!?離してぇぇぇ!!」 謎の声を上げながらも、花蓮はついてきた。 「わ、花蓮ちゃん、かわいい!」 叫んだのは、龍太。 やめろ、マジで。警戒されるだろ。 「あれ…?奏太さんと似てるよーな、似てないよーな」 花蓮は、食い入るように龍太を見てる。 「顔は似てるのに。色も髪型も違うなぁ。これ、偽物?」 …。偽物も本物もあるか?