【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱









「そんな奴ら殺して





 お前は何の得をするんだよ。




 こいつらには…





 生きて罪を償わせればいいだろ!」





 奏太さんの言葉に




 私はナイフを落とした。





 
「へへっ…」





 長髪が、小さく笑う。