【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱









「お前の手は





 汚させねぇ」






 奏太さんが呟いた。





 声は小さかったけど





 鋭くて。





 私の胸に突き刺さった。






「こいつらはっ




 死んで当然なの!!




 離してよぉ!」