【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱









 そのとき、






 二人組が飛び掛かってきた。






「りゃぁああっ!」






 咄嗟に、





 回し蹴り。





 龍太さんが見ているのも忘れて





 私はナイフを取り出した。





「花蓮ちゃん!?」