「奏太さん…」





 私と奏太さんは、




 今、別の小部屋にいる。





 小部屋っていうか、




 物置部屋。





 ここは恐ろしく狭くて。





 奏太さんの膝の上に私が座らないと、入りきらない。





 距離が近すぎて、心臓がバクバクいってる。