【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱








「おう、いいぜ」






 玲央さんが、言った。






「けど、




 重要機関って、たとえば





 どんな感じですか?」






 私が聞くと。






「たとえば、




 組長や若頭」






 ヒロさんが、真っ先に答える。





「あとは、幹部だな」