【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







 わかったこと。





 奏太さんが、話してくれる気になったってこと。






「こっち来い」





 奏太さんに、手を掴まれた。





 そのまま、連れてかれたのは、私の部屋。






「ま、座れ」






 …一応、この部屋は私の部屋なんですが。