後ろを見ると、男がいた。 背が高く、着ているのは特攻服。 色黒で、銀髪。 暴走族…!!乱舞じゃ、ないよね? 「テメェ、死にてぇのか?」 男が言った。 花蓮のことは知らないらしい。 「…うん」 「弱虫だな。飛び降り自殺で躊躇っといて、死にたいだぁ?だったら、命乞いなんてしてねェで、飛び降りろよ」