「ダメだ」 私の意見は、奏太さんに即否定された。 「なんで!?」 「お前は、乱舞に追われてんだろ? てーことは、乱舞はお前の家だって見張ってる筈。違うか? だから、お前の弟のルークにも、山王の拠点に寝泊まりさせてる。 とにかく、お前も家には近づくな」 奏太さんの鋭すぎる言葉に、私は何も言えなくなった。 「制服は、新しく買うしかねぇ」 …。 また、迷惑をかけてしまった。