そしたら、間違いなく追い出されちゃう…! 「…まぁ、無理にとは言わねェけど。でも、誰にこんなひどいカッコにされたのかぐらいは教えてほしい」 「私…通ってる学校で苛められているんです…。今日も、体育館倉庫に閉じ込められて、こんなにされました」 私は、奏太さんの目が怖くて、ボソボソと言った。 「マジカル!?こんなかわいい子をいじめるなんて、ナンセンス!」 龍太さんが声を上げる。 「龍太、今は夜なんだから、静かにしろよ」