妙な胸騒ぎがしたのはわたしだけではなかったらしく、その場にいた全員がこっそりと店長の後をつけた。




「社長!わざわざこんなところに……一体何が?」

「いやー、突然悪かったね、川端くん」

「あ、いえ……」



社長の声は穏やかなのだけれど、表情が硬い。


これから良くないことが待ち受けていそうだ。


固唾を呑んで、社長の次の言葉を待った。




「君に忠告しておこう」

「はい?」




「もし今年中に成果を上げられないようなら、この店は畳んでもらう」

「えっ……」



え?どういうこと……?

今年中に成果を上げないと、この店は潰れる……?



この店……STAR☆日本店が……


潰れちゃうの?