これ以上関わると面倒なことになりそうなので、フンっとそっぽを向いて歩きだした。
本当にジョンは本気なのか冗談なのかよく分からない。
わたしに好きだと言ったと思ったら、平気で他の女とデートをしてる。
別にジョンのことをどう思ってるわけでもないから、わたしには関係ないのだけれど。
「あっ、麻菜。今週末に日本に行くから準備しといて」
「……分かった」
わたしが行くことで話が進んでしまい、断るに断れなくなってしまって……
結局わたしがジョンと一緒に行くことになった。
何も起きなければいいのだけれど……
特にあの人に会ってはならない。
絶対に……



