騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~




ジョンの言葉を遮ると、ジョンが得意の泣き真似が始まる。

全く、ジョンは最後の最後までこうなんだから。



「それを僕だと思って、肌身離さず持ち歩いてね」

「……じゃあ、押し入れの奥底にでもしまっておこうかな」

「わーん!麻菜、つめたーい!」


またしても泣き真似が始まった。

うん、やっぱり2度目ともなると面倒くさいかも。



「ねぇ、麻菜。じゃあ、最後にギュッてしても……」

「ダメに決まってんだろーが」


突然秀ちゃんが出てきて、ジョンを威嚇するようにわたしの肩を抱いた。

皆の前だから少し恥ずかしい。