騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~




いつも隣でうるさいジョンだったけど、いないならいないで寂しいものだ。



「あーあ、これで麻菜ともお別れかぁ」


少し寂しそうに、こちらを見るジョン。



「麻菜、これよかったら使って」


そう言ってジョンが渡してきたのは、一本の万年筆。

これをわたしに……?



「え?いいの?」

「もちろん。麻菜のことを思って、僕が何時間もかけて選んだ万ね……」

「あっ、そう。ありがとう」

「うっ、麻菜、最後まで冷たい」