「わたしも信じたかったよ。デートをドタキャンして幸さんと会ってた時も、秀ちゃんを信じてた」 「それにその幸さんとは大学時代からの友人なんでしょ?何か事情があるんじゃない?」 「そう思いたいよ。でも、今日見ちゃったから。それに幸さんのお腹の中の子は秀ちゃんの……っ」 「もうやだ……アメリカ帰りたい」 3杯目を飲むと、もう目が開いていられない状態になった。 「ちょっと、麻菜。飲みすぎだって。いい加減に……」 春菜の言葉が遠くで聞こえて…… そこからの記憶はない。