12月中旬。
これから忙しくなるため、きっと休みが被るのは最後になると思った。
この土日が秀ちゃんと休みが被る最後の日。
その土曜日に秀ちゃんにデートに誘われた。
クリスマスもきっと忙しくて、デートなんてしてる暇ないだろうから。
今日はたくさん秀ちゃんに甘えちゃおうかな。
昼の12時に、待ち合わせ場所に到着し、わたしは秀ちゃんを待っていた。
こうしてわたしが彼を待っているのは、いつものことだった。
朝の弱い秀ちゃんは、起きてからの行動も遅くて。
いつも時間ギリギリか、少し遅れてくるのが普通だった。



