騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~




本当にその通りだった。


おばさんとおじさんは、わたしを恨むどころか……

こうして昔のように温かく迎えてくれた。



「あらあら。麻菜ちゃん、どうしちゃったの」


突然、泣きだしたわたしを見て、目の前のおじさんとおばさんが慌てだした。



「麻菜さ、ここに来るまで不安だったんだ。親父たちが自分のことを憎んでるんじゃないかって」


泣いて話すことが出来ないわたしの代わりに、秀ちゃんが説明してくれた。



「あら、そうだったの。麻菜ちゃん、今までずっとそれを抱えてきたのね」


そして、おばさんはわたしをそっと抱きしめた。