そして、2日が経ち春菜と約束していた日が来た。
溝口先輩もこの日は都合が良かったらしく来れることになり、
春菜もこの集まりを楽しみにしてくれた。
「溝口せんぱーい!お久しぶりですー!」
一番最後に集合場所に登場したのは溝口先輩で、春菜が嬉しそうに手を振って呼んだ。
遠くから見ても溝口先輩はすぐに分かる。
だって、昔と何も変わっていなかったから。
相変わらず大きいなぁ、先輩。クマさんみたい。
そして、先輩が来たことに気付いているのかいないのか、秀ちゃんは眠そうに隣で大あくび。
「よっ!久しぶりに会ってもお前変わってねーな。相変わらず眠そうだし」
くっくと笑いながら、まずは秀ちゃんに声をかけた先輩。
「加藤、久しぶり。お前も相変わらずだなぁ」
「先輩も相変わらずク、じゃなかった……お、大きいですね」



