どうしよう……まだドキドキしてる。
頭、触られて、おはようって言われただけなのに。
「ちょっと!麻菜!どういうこと!?」
「え……?どういうことって?」
「今のなに!?仲森さんと寄り戻したの!?」
驚いたように、もの凄い形相でわたしに突っかかってくる春菜。
寄り戻したって……そんなこと。
「あるわけないでしょ。でも……」
「何よ?あっちは結構その気だったみたいだけど」
「最近いろいろあって……今夜話聞いてくれない?」
「まあ、いいわよ。こっちも今のでいろいろ聞きたいことあるし」
困った時はいつも親友である春菜に相談していた。
大人になってもその関係は変わることなく……
今もこうして続いているんだ。



