あれ……?もしかして、二人って……
「流川さん、知り合いなんですか?」
「そう。昔の悪友ってとこかな」
どうやら流川さんの行きつけのバーは、彼の友人が営むお店だったらしい。
そして、私の分まで流川さんが頼んでくれると……
すぐに例のカクテルが目の前に出てきた。
「それにしても流川、可愛い子見つけたじゃん」
「まあな。っていうか、視界に入れるな」
「ぶはっ!へいへい。じゃあ、ごゆっくり」
バーテンさんはニヤニヤ流川さんを見ながら、退散していった。
「仲良いんですね」
「そうだね。高校からの付き合いだからかな」
そんなに長いんだ。
わたしと春菜も高校からの付き合いだから、同じくらいかな。



