「じゃあ、僕に付き合うの今から早速ね」
「え?あ、はい」
流川さんって紳士で優しいんだけど……
たまに強引なところもあるんだなと、新たな彼を発見した気分だ。
そして、少し歩いたところにお洒落なバーがあった。
わたしが普段行かないような雰囲気のお店だ。
「着いた。ここに付き合ってもらうけどいい?」
そのお洒落なバーを指さしながら、彼が言った。
コクンと頷くと、ふんわり笑顔になった。
流川さんが言ってたのって……ここだったんだ。
こういうお店、流川さんよく行くんだろうな。
彼のイメージにぴったりだ。
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」



