「わざわざ見せなくていいわよ! あなたもさっさと何か着て!」
「ったく」
仕方なくユイに背中を向け、ロイドは寝転んだまま下着を着けた。
しばらくそのままで、背後にあるユイの気配を探る。
少しして、衣擦れの音が止んだので、声をかけた。
「もういいか?」
「うん」
ロイドは振り返り身体を起こす。
ユイはベッドの縁に腰掛けて、時計を眺めた。
「今から、ご飯作ってたら、あなた遅刻するわね。寝坊してごめん」
「気にするな。昨日のシュークリームがあるから、それでいい」
「うん。ありがとう」
ユイは少し微笑んだ後、真顔でじっとロイドを見つめる。



