肩に手をかけようとした時、ユイが俯いたままつぶやいた。
「じゃあ、抱いて」
「何?」
驚いて思わず、手も足もその場で止まる。
ユイの方から求めてきたのは、初めてだったからだ。
ユイはハッとしたように顔を上げて、こちらを向いた。
目が合うと、一気に頬を赤らめて、途端に焦りだす。
「あ、あの、私、今……」
「確かに聞いたぞ」
直前の思い詰めた様子は気がかりだが、今はただ、ユイの要求が嬉しくて、ロイドはユイをきつく抱きしめた。
「違うの、私……」
「今さら訂正は聞かない。おまえにはお仕置きが必要だしな」
「何のお仕置き?」
「じゃあ、抱いて」
「何?」
驚いて思わず、手も足もその場で止まる。
ユイの方から求めてきたのは、初めてだったからだ。
ユイはハッとしたように顔を上げて、こちらを向いた。
目が合うと、一気に頬を赤らめて、途端に焦りだす。
「あ、あの、私、今……」
「確かに聞いたぞ」
直前の思い詰めた様子は気がかりだが、今はただ、ユイの要求が嬉しくて、ロイドはユイをきつく抱きしめた。
「違うの、私……」
「今さら訂正は聞かない。おまえにはお仕置きが必要だしな」
「何のお仕置き?」