まるで障害のある人に障害の事について尋ねるような後ろめたさを感じて、結衣は曖昧に言葉を濁す。
するとランシュは、察したようにニッコリ笑って答えた。
「オレの身体の事? いいよ。何でも訊いて。自慢の身体だから」
そして照れくさそうに付け加える。
「あ、でも、見た目は先生には遠く及ばないから、あんまり自慢できないけど」
結衣は思わずクスリと笑う。
確かにランシュは、女の子のように華奢な体つきをしている。
やっぱり男の子は、たくましい身体に憧れるものなのだろうか。
「じゃあ、どうして自慢できる体つきにしなかったの? 顔だって、身を隠すなら昔と一緒じゃない方がよかったんじゃない?」



