「じゃ、ビールと枝豆と焼き鳥の盛り合わせのやつ持ってきて2人分!今日は奢らさせていただきます」
中野が2人分の注文をすると店長は「あいよ」っと小さく言い厨房に向かって叫ぶ
そしてビールを持ってくるとドンッと机に置き厨房へと入っていった
「ところで津川は、いつナナコさんの連絡先なんて聞いたんだよ」
昨日の二の舞にはならないようにチビチビとビールを口に運ぶ中野
その横で遠慮もせずにグビグビとビールを飲み干す津川は
ぷはーっとジョッキから口をはなす
「出会って2回目の時だったかな」
「そんな出会ってすぐ聞いたのかよ!?!」
食事に誘うことが出来るなら連絡先くらい聞けるだろう
というか、普通さきに連絡先聞かないか?
なんて思ってることは口が裂けても言えない
「まあ、食事に行けたんだからお前も聞けば教えてくれるんじゃね?」
終いには、なぜかライバルであるはずの中野の後押しをしていた
中野と居ると、なぜか調子を狂わされている
それも無意識だから恐ろしい