桜並木の下で 下 ~十月から三月~





 キィィィ。



 驚くほど、近くでドアが開いた。



「はい」



 目、開けていいの?



 いいんだよね?



 私、目を開けて…状況が理解できない!!




 目の前に、デロンデロンに酔っぱらった翼。



 私は何故か廊下に立っていて、向こうで京とか奏が喋ってる。




「入れよ」