あれから俺達は枳殻高校卒業式を迎えた

長い校長の最後の話しを聞き終えた俺は剣道場へ来た

「ここからスタートしたんだっけ…」

思わず呟くと後ろからドンッと軽く蹴られた

「何1人でしんみり思い出に浸ってんだよらしくねぇ」

「そうだよ長水!」

「もう最後って顔されたら困るだろこっちが!」

長水と蔭平と丁嵐が現れた

「大丈夫ですよ!先輩の跡は僕が頑張って引き継ぎますから!」

「本当に大丈夫か凪?」とクスクス笑う丁嵐

「駄目だったら何奢ってもらおうかな」と蔭平まで笑い始めた