流れ星





チンッ




短く音がして扉が開いた。



着いた階はリハビリ専用の場所で、
廊下も一生懸命歩いてる人でいっぱいだった。



今日も私はいつもの場所で待つ。




しばらくして、私の前に現れたのは
30代後半ぐらいの笑顔が似合う小柄な女性。

「いつもありがとうね、琴葉ちゃん。」

優しい笑顔で女性は言う。


「あたしこそ毎日毎日すいません。
 でも、これぐらいしかできないんで」


そう言って、学校の近くで買ったお花を渡す。



「今日も会わないでいいの?あの子、もう・・・」
「いいです。あたしがここに来てることは言わないでください。」


ここで、入院してるのは
山神 秋斗 -ヤマガミ アキト-
あたしと同い年で普通に高校に行ってたら高校1年生。

そして、この女性は秋斗の母親。