そんな私に母は。


『しゅーちゃん、こんなにいい子で可愛いのに、みんなどこ見てるのかなぁ。お母さんがしゅーちゃんのクラスメートだったら、真っ先に親友宣言しちゃう』


『………』


『あ、でも…、しゅーちゃんに親友が出来たら寂しいなぁ…。友達と遊びに行ったり…。お母さんがしゅーちゃんと過ごす時間が短くなっちゃうし…』


『………。あの、』


『……あっ、でも、友達ができるのはいいことよ。心が暖かくなるし、とっても楽しいわ。だから、しゅーちゃんにならお友達、できるからね』


『…うん。ありがとう。…でも、私は母様がいてくれればいいから』


『…ふふ。じゃあ…もう少しの間、しゅーちゃんの親友はお母さん?』


『うん。もう少しじゃなくて、ずっと』


『んもー、しゅーちゃん可愛い。愛してるのぎゅーっ』


『…ぎゅー』