「か、カズキぃ!!」

「…」

「あ、相討ち!?」

みんなが2人を囲む様にして見ている。

「こりゃ…冴島くん、ヤバいんじゃね?」

「カズキまでやられたか…」

「今残ってるのは…ミッキーと俺と桜木と牧野と隼人の5人かよ…」

「隼人先輩は今あっちで、やってるけど、レベルが違い過ぎてさっきから連敗の流れだよね…」

「バカ!ミッキーは連勝してんだよ!?お前ら2人は行って来い!流れを変えてやれ♪」

桜木先輩と牧野先輩は気持ちを切り換えて相手の方へと向かった。

今残ってる人数は、両チーム共5人となっている。

「1人は松戸が、2人はカズキが、5人はミッキーが…残り5人か…」

だが、他のみんなは必死に食らい付いても格が違い過ぎて、それこそ子供と大人みたいになっていた。

「ま、俺でも勝てるかわかんねぇ様な相手だし、仕方ねぇか…」

「ウラァ!!次かかって来いや!!」

「あ…」

「冴島くん、残り俺が全員やっちまっても悪く思うなよ?」

ミッキー…流石だよ♪

「あぁ、でも無茶はすんなよ?」

「バーカ!これがくたばる顔に見えっか?」

「…だな?」

でもミッキーは血塗れになっていて、片目は完全に腫れて閉じた状態となっている。

無茶…してるって言うんじゃないの?